今宮高等学校創立120周年

大阪府立今宮高等学校創立120周年記念事業募金趣意書

 謹啓、皆様には益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
 平素は、大阪府立今宮高等学校のため一方ならぬご高配を賜りまことに有難く厚くお礼申し上げます。私ども母校の今宮高等学校は1906年(明治39年3月)大阪府立第10番目の中学校として設立され、同年4月大阪市南区馬淵町で開校、来る2026年(令和8年)には120周年という意義深い年を迎えます。
 この間、旧制大阪府立今宮中学校、新制大阪府立今宮高等学校の校訓である「誠実剛毅」「和親協同」に加え、1996年(平成8年度)に改編された総合学科では、「磨け知性・輝け個性」をモットーに総合学科高校として様々な取り組みを続けており、DX過速化推進事業による整備を進めるなど、より高い志を持って次の時代をリードする人材育成につとめているところです。2020年(令和2年)には共生推進教室を設置し知的障がいのある大阪府立なにわ高等支援学校の生徒と共に学んでいます。また、勉学においてのみならず、部活動でも様々なクラブが活躍しており国際交流など多岐にわたり活動を続けてきました。これらの教育活動には、過去の周年事業で整備した空調設備や教育援助基金が役立っていることは言うまでもありません。とは言え、まだまだ不十分で厳しい教育環境であることは確かです。こうした状況に対応するため、後輩たちのために、長年の課題である食堂の空調設備や生徒ロッカーの整備が必要となっています。
 これらの課題を踏まえ創立120周年と総合学科30周年を同時期に迎えるに当たり、学校・自彊会・PTA・後援会等が一体となって創立120周年記念事業委員会を発足させ、母校の振興・充実発展を願って、エアコン設備やロッカーなど120周年にふさわしい記念事業の概要を決定いたしました。この事業により整備する設備等を大阪府立今宮高等学校(大阪府)へ寄付いたします。
 つきましては、120周年事業を成功させるため、皆様の温かいご支援と力強いご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。

謹白

令和6年8月3日
 

大阪府立今宮高等学校120周年記念事業委員会
会 長  新居 誠一郎